FC2ブログ

DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
ave_verum_koopman.jpg

Mozart "Ave Verum Corpus"

Ton Koopman
The Amsterdam Baroque Orchestra and Chior


ERATO (WPCS-21144)



長女の子守唄を何にしようかと思ったが、今年はモーツァルト・イヤーでもあることから、モーツァルトにすることにした。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、この曲は世間ではどれくらい有名なのだろうか。私がこの曲の存在を知ったのは、かなり遅かったと思う。モーツァルトの宗教曲というとレクイエムばかり目立つが、もしもレクイエムしか知ら人がいたら、それは人生損をしていると教えてあげたい。
たった45小節、演奏時間4分足らずのこの曲中には、演奏時間一時間を超え、100人以上のオーケストラで奏でられるような大曲以上の内容が詰まっている。とても妻コンスタンツェの看病をしてくれた友人にお礼として書いた曲とは思えない。それだけこの曲を作曲した時のモーツァルトの魂は、神に近しい存在だったのだろう。「天上の音楽」、「天使の歌」、どんな言葉も追いつかない。世の中にこれに匹敵する美しい音楽を探すことすら難しい。あらゆる不浄なものは昇華され、極めて純度が高く、底なしに優しく、そして哀しい。
演奏はコープマン。私が信頼している数少ない音楽評論家の福島章恭氏の著書、「モーツァルトをCDで極める」で推薦してあったので購入した。実はこのCD(載冠ミサとのカップリング)を聴くまでコープマンが苦手であった。福島氏も言及している通り、あのニヤニヤしながら演奏する演奏姿と、そこから出てくる軽い演奏スタイルが好きになれなかった。彼のバッハは世間で絶賛されていても苦手なものが多い。だが、この演奏を聴いて考えを改めた。ハーモニーが美しいのはもちろんのこと、まさに不浄なものが一切なく美しさの限りだ。聴いていると神の慈悲に包まれているような気持ちにさせられる。CDの余白として演奏しただけでは、ここまでの真実味は出ないだろう。この演奏を聴いて、彼の音楽に奉仕する姿勢が少し理解できたと思う。
あさって、妻と長女が退院し帰宅する。家ではこの曲をずっとかけていたい。子守唄にはちょっと贅沢で、高尚すぎるかもしれないが。

お買い物『HMV - Mass K.317, K.339, Etc: Koopman / Amsterdam Baroque.o【CD】-モーツァルト/音楽/HMV』

スポンサーサイト

↓本記事がお役に立てたら、クリックにご協力お願いいたします。

音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログへ

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

このページのトップへ

FC2Ad

Information

dokuoh
  • Author: dokuoh
  • 最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

Search

Calendar

01月 « 2006年02月 » 03月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

 

プロフィール

dokuoh

Author:dokuoh
最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

  このブログをリンクに追加

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。