DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Haydn Symphony No.93-104

Günther Herbig
Dresdener Philharmoniker


edel CLASSICS (0002502CCC)



実はこのエントリ、一週間前にすぐにエントリしようかと用意していたら、しばらく天気が悪くお蔵入りしていました。ここ数日ようやく晴れたので「晴れて」エントリします。

夏の一切憂いの無い空といえば、やっぱりハイドン。一点の曇りも無い健康的な響きが、この季節にはぴったりです。空が秋の憂いを帯び始めてきたので久しぶりにエントリします。今まで比較的重い曲ばかりしかエントリしてこなかったので、dokuohはハイドンのようなあっけらかんとした曲が好きじゃないんじゃないかと誤解されているかもしれませんが、実はハイドン大好きなのです。
ハイドンの音楽は実に健康的。悩みとか苦しみとか人間の負の部分を一切感じさせない底抜けに前向きな音楽がたまらなく好きです。負の部分を一切感じさせないというのは、ある意味凄いことかもしれません。どんな人間だって弱い部分をさらけ出したくなるし、表現者である作曲家であれば、たとえ職業作曲家であってもそれを曲に織り込みたいと思うのは至極当然でしょう。しかしハイドンは違う。常に前向きでしかも交響曲を104曲も作曲している。難聴のハンデを背負いながら作曲したベートーヴェンも相当な精神力の持ち主だと思いますが、これだけの数のそれぞれが個性的な交響曲を作曲し続けたハイドンも強靭な精神力の持ち主だったのではないでしょうか。
ハイドンの交響曲で有名なのはザロモン・セットですが、そのザロモン・セットで最も聴くのがこのヘルビッヒの全集です。ヘルビッヒは地味な指揮者で録音もそれほど多くはありませんが、このハイドンは手放しに賞賛したい演奏です。ヘルビッヒの指揮はこれといった特徴がありません。ですが、過激にならない適度に弾むリズムと、感傷的にならないほどよい歌がハイドンにぴったりです。音楽は常に前進しますが、決して前のめりになることはありません。そして、ただウキウキ楽しんで聴いていると、所々にハッとするような美しいハーモニーが現出します。ドレスデン・フィルのちょっと古めかしく暗めの音色と、透明な響きがこれをより一層引き立てます。そう、ただ楽しいだけの音楽ではないのです。美しいところは本当に美しい。何度聴いても幸せな気分になります。「楽しくて美しい」こんなに素晴らしいことはありません!99番の一楽章、104番「ロンドン」の終楽章など大変美しく、これを聴いて幸せにならずにいられるでしょうか。
この演奏を絶賛しているの方を、ほとんど見かけたことがありません。もったいない限りです。ハイドン好きはもちろん、ハイドンは今まで苦手であまり聴いたことがないという方にも是非とも聴いてもらいたい選集です。

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コメント

コメント0がつづいてるもんで
読者のコメントが0つづきのところからも察せられるように、ハイドンって人気ないんだな。
私も最近はあまり聴かない。「驚愕」聴くなら「英雄」をかけちゃう。
ただし、協奏交響曲(バーンスタイン/ウィーン・フィル)は大好きな曲。そして、グールドとポゴレリチの弾くピアノ・ソナタも好き。宇野さん大推薦のブーニンの弾くピアノ・ソナタ23番も大好き。
ハイドンを聴くと心が休まらない。戦闘態勢になる。なぜだろう。頭が冴えてくるのだ。
だから、仕事のことを考えながら聴くと、アイディアが浮かんでくる。ハイドン先生、ありがとうございます。
この暑い中、私は聴く気になれないので、いつか手に取りたくなったら、99番でも聴こうっと。(春にチェリの「太鼓連打」を聴いたっけ)
dokuohさん、また新しいCDを紹介してくれて知識が広がります。

  • 2006/08/24(木) 23:13:51 |
  • URL |
  • 穂吉 #-
  • [編集]

きっかけ

穂吉さん、
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
ハイドンの人気がないのはやはり寂しいですね。でも穂吉さんにコメントいただけて嬉しいです!
協奏交響曲とは渋いところつきますね。私も大好きです。鈴木秀美のチェロ協奏曲とのカップリグのものを良く聴きます。
99番はモーツァルトのようでしっとりしてていいですね。私も大好きです。このヘルビッヒの演奏も素晴らしいですよ。後はクーベリックのライブやクリップスの演奏が好きです。
いつかハイドンが聴きたくなったら、是非ともこの演奏をトライしてみてください。この演奏や拙ブログが皆さんのハイドンを好きになるきっかけになると嬉しいです。

  • 2006/08/26(土) 19:47:46 |
  • URL |
  • dokuoh #TquaeRfg
  • [編集]
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