DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Mozart Divertimento K136

Herbert Blomstedt
Staatskapelle Dresden


BERLIN Classics (0011882BC)



「モーツァルト」「ブロムシュテット」「シュターツカペレ・ドレスデン」

以上。

他言無用ならぬ多言無用。もうこの三つの言葉で十分でしょう?この言葉から極上のサウンドが響いて来ませんか?といって終わってしまうと、身も蓋もないので、出来る限りの言葉を使って表現してみましょう。
シューベルトの闇に飲み込まれそうになったので、モーツァルトに現実の世界に引き戻してもらうことにしました。K136、別名「ザルツブルグ・シンフォニー」。どこかで必ず聴いたことのあるメロディーがこのK136です。私は疲れているときに良くモーツァルトのディベルティメントを取り出して聴きます。ディベルティメントといっても、ただの娯楽音楽に陥らないところがモーツァルトの凄いところで、このモーツァルトの天才ぶりを発揮した音楽に身を浸すと大変心地よいです。構えなくてもすっと心に入ってくるのです。このK136はモーツァルト16歳の作品で、モーツァルトらしい旋律に溢れていて、お好きな方も多いのではないでしょうか。
それをブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデンが極上のサウンドで奏でます。何も言わずにこの音に身を浸してみてください。ぬるめのお湯にゆっくりつかるように、ゆったりとくつろいでください。決して角が立たないふっくらした暖かい音。程よく弾リズム。もう何も言う必要はありません。変に貴族臭くならずに、自然なところが好感が持てます。真面目すぎず、華やか過ぎず。これぞ中庸の美徳です。
シュターツカペレ・ドレスデンは最高のモーツァルト・オケではないでしょうか。(デイヴィス、スイトナーなどにも名演があります)ブロムシュテットは最大限このオケの魅力を引き出しています。本当に最高の相性と呼ぶにふさわしいコンビだったと思います。
一楽章はただ勢いに任せるのではなく、全ての音をふっくら鳴らしていて、まるで焼きたてパンのよう。割るとふわっと繊細な繊維が顔を出します。空気をたっぷり含み、舌触りも柔らかい。そして聴いてください、この低弦の品の良さを。どこかのヴィルトオーゾ・オケのようにガリガリ鳴らすことはありません。
二楽章は溜息がでるほど美しい。全ての音が綺麗にブレンドします。
三楽章の決して硬質にならないプレスト。美感を失うことは決してありません。

音楽は特別なことをしなくても、これだけ美しく鳴るのです。しかし、それが実に難しい。

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

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コメント

録音の素晴らしさ

こんばんは。演奏については私が追加することはほとんどありません。ディベルティメントを聴くとき必ず一度は聴いてほしい1枚でしょう。私はこの盤ではむしろアダージョとフーガの方が好きです。録音、特に低音の豊かな響きはお風呂で鼻歌を歌っているときよりも気持ちいいです。かなり低いところまで出ていますので、低音がうるさく感じられたら、スピーカーの低域再生の音圧が不足していると考えてよろしいでしょう。曲、演奏、録音三位一体の名盤だと思います。私は日本盤ですので高く買わされました。買うならもちろん外盤です。タワーレコードで今キャンペーン中では(タワレコの回し者ではありませんが、ご参考までに)

  • 2006/10/27(金) 01:11:54 |
  • URL |
  • calaf #-
  • [編集]

アダージョとフーガ

calafさん、
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
アダージョとフーガは今だ謎の多い曲で、その真価をつかみかねています。短いですが奥深い曲ですね。
低音はうるさくないですが、迫力不足です。う~ん、ちゃんとしたオーディオで聴きたくなります。
ところで録音ですが、この頃のブロムシュテット/SKDの録音はほとんどルカ教会でのもので、名録音ばかりですね。SKDの魅力を良く捉えた録音だと思います。

  • 2006/10/29(日) 03:49:28 |
  • URL |
  • dokuoh #TquaeRfg
  • [編集]

TBありがとうございます

まさに多言無用ですね。
これは本当にいい演奏だと思います。
エレガントで、のびのびしていて。
音楽が開放感に溢れていて、自由で、それでいて決して野放図ではない。
オーケストラの理想を聴く思いがします。
そしていろいろなフレーズはどれも神経が行き届き表情の豊かさはどのパートにも神経が行き届き、その表情は完璧に一つ一つが機能しているという、信じられないような演奏でした。
このオーケストラは、恐らくはこの頃がピークで、ブロムシュテット以降、若杉、シノーポリと凋落の一途です、それでもあの頃の片鱗が残っているのが僅かながらの希望ですが。。。。

  • 2009/02/09(月) 13:48:25 |
  • URL |
  • yurikamome122 #-
  • [編集]

最高の組み合わせ

yurikamome122さん、

こんばんは。大変御無沙汰しております。コメントをいただけてとても嬉しいです。
このころのブロムシュテット/SKD演奏は全てが「超」の時が付く名演で、私の音楽の原点があります。録音も素晴らしいですね。現代とは違い、「レコード芸術」と称された録音した人々の心まで入った録音だったと思います(ハイティンク/ACOもしかり)。ハイティンクの就任時は大変期待したのですが、残念ながら任期が短く終わってしまいました。今のルイージに期待したいところです。

  • 2009/02/11(水) 00:14:07 |
  • URL |
  • dokuoh #TquaeRfg
  • [編集]
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ブロムシュテット指揮のモーツァルトのザルツブルグ交響曲

 昨日Schweizer_Musik先生にお目にかかり、ベルリン・クラシックスがナクソス・ミュージック・ライブラリに参加したことや、スイトナーやブロムシュテットとドレスデンのシュターツカペレ私にはもうサンクチュアリである録音がアップされているという聞き捨てならない情

  • 2009/02/09(月) 13:50:00 |
  • yurikamomeの妄想的音楽鑑賞とお天気写真
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  • 最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

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