DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
mahler_haitink.jpg

Mahler Symphonies

Bernard Haitink
Amsterdam Concertgebouw Orchestra


Philips (464 321-2)



ハイティンクがクリスマスマチネーで振ったマーラーの選集は、遠足のときの「お弁当箱」のようで、中にワクワク、ドキドキするような眩い名演が詰まっています。これほど名演が詰まった全集、選集は数少ないのではないでしょうか。私はこの選集のお陰でマーラーが好きになり、ハイティンクの音楽に理解を示すようになりました。残念ながら、6番、8番、「大地の歌」は収録されていませんが、収録されている曲は全て第一級の名演ぞろいで、人によってはそれぞれの曲のベストに推す演奏でしょう。特に5番は私の中では同曲ベストの演奏です。

ハイティンクのマーラー演奏の凄さは、マーラー特有の肥大化した曲を、極細部を彫琢しながら、肥大化した全体と完全に調和が取れており、極めて自然な表現が出来るところにあります。全体と細部との自然な調和、これぞハイティンクが他の追随を許さないところでしょう。楽器間のバランスは常に最上、テンポは自然で特にフレーズの有機的なつながりが素晴らしく、恣意的で強引な音楽の運びが皆無です。それでいて、ダイナミクスは十分にあり迫力もある。マーラー独特の情念には乏しいかもしれませんが、それと引き換えに曲自体の持つ大きさと美しさを堪能させてくれます。これを「無個性」と揶揄する人がいますが、私はこれは物凄い才能だと思うのです。

特にこのクリスマスマチネー・ライブは本来コンセルトヘボウ管自体の持つ柔らかい音色の素晴らしさに加え、このライブ独特の熱気と幾分リラックスした雰囲気が素晴らしく、シリアスさが減じているかわりに親しみやすさと滑らかで艶のある美しさがあります。コンセルトヘボウ管との全集、ベルリン・フィルとの選集には無い魅力がここにはあります。
私はこの選集といくつかの演奏があれば、とりあえずはマーラーは十分とさえ言えるほど魅せられています。

すでに廃盤になったようですが、店頭でもちょくちょく見かけますので、まだ購入されていない方は是非早めの購入をお薦めします。


↓本記事がお役に立てたら、クリックにご協力お願いいたします。

音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログへ

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

このページのトップへ

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2010/11/04(木) 09:21:16 |
  • |
  • #
  • [編集]
このページのトップへ

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ

トラックバック

FC2Ad

Information

dokuoh
  • Author: dokuoh
  • 最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

Search

Calendar

05月 « 2017年06月 » 07月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

 

プロフィール

dokuoh

Author:dokuoh
最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

  このブログをリンクに追加

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。