DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Haydn Symphony No.99

Rafael Kubelik
Symphnieorchester des Bayerischen Rundfunks


Orfeo (C 206 891 B)



「悲愴」特集の反動か、ここのところハイドンばかり聴いています。健康的で前向きな音楽を無性に求めているのです。今日は節句ですので、明るく優美な音楽にしましょう。ハイドンの交響曲の中でも最も優美でモーツァルトの音楽のようだと言われる99番です。

スタジオ録音、ライブ録音を含め素晴らしいモーツァルトを聴かせてくれるクーベリック/バイエルン放送響が、この曲を振って悪い演奏になるわけがありません。とはいえ、このクーベリックのライブ録音は、いわゆる燃えているという意味合いでの「クーベリックのライブ」というステレオタイプでは見て欲しくないのです。曲想もあるのですが、勢いや快活さよりも優美さが際立つ演奏で、弦の歌はモーツァルトを思わせます。元々この曲は乾いた曲が多いハイドンの中でも一際優美なのですが、それでもこれはハイドンか?と思わせるような優美な演奏で、これはクーベリックのセンスによるところが大きいのでしょう。響きの作り方、フレーズの歌い方がモーツァルトのそれと通ずるのです。比較的テンポはゆっくり目にふっくら歌いモーツァルトを聴いている錯覚に陥ります。とはいえ、もちろんハイドン特有の前向きな「健康美」は十分で、清々しい感動に包まれます。

一楽章はセンスの塊。序奏からふっくらして繊細なヴァイオリンの歌に心奪われます。主部が始まってからも決して焦らず、旋律一つ一つ丁寧に歌います。この旋律に身を浸すと本当に幸せな気持ちになれます。展開部も決して威圧的でいかつい音楽にならずに、常に優美。

二楽章は本当にモーツァルト!といってしまうとハイドン先生に怒られてしまいそうですが、ハイドンが苦手という方にはこの二楽章を聴いていただきたい。細部まで丹念に歌いこまれており、本当に美しい。

三楽章は貴族的で実に品があります。

四楽章もむやみに突進せずに、響きは常に柔らかく、ティンパニがボコボコ鳴っても柔らかい響きを失いません。

ハイドンはしばらく聴かなくても、ふと聴きたくなり、抵抗無く聴くことができる数少ない作曲家です。ベートーヴェンではこうはいきません。ハイドンの音楽の持つ「健康美」に改めて心癒されました。

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