DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Mozart String Quartets

Franz Schubert Quartet


Nimbus Records (NI 1778)



「シューベルトによるモーツァルト?」とお思いになることでしょう。我等がエジソン(エジソンが創設した会社で働いています)が蓄音機を発明したのが1877年。シューベルトが没したのが1828年。シューベルトがモーツァルトを演奏したことは確かでしょうが、シューベルトが生きた時代には蓄音機は発明されていませんでした。

「フランツ・シューベルト」と名に冠する弦楽四重奏団の演奏したモーツァルトの弦楽四重奏曲集は、私の中では宝物の一つです。厳しすぎず、激しすぎず、濃厚すぎず、大変バランスが良く、節度があります。現代の弦楽四重奏団にあるような振幅の広いダイナミズムは一切ありません。では、説得力に欠けるかというと全くそんなことはなく、むしろ雄弁に語るよりもモーツァルトの哀しみを伝えています。実に心に染み渡る演奏です。響きが大変美しのですが、それが表面的に陥っておらず、透明感ある寂寥感を湛えて、何度聴いても涙を誘います。さらに今は失われしウィーンの香りがほんのり香ります。「素朴」とも「華やか」とも違う魅力がそこにはあります。1st Vnのツヴィアウアーはウィーン響のコンサートマスターだそうなので納得です。

次回からモーツァルトの室内楽の最高傑作、「ハイドン・セット」を何曲か取り上げたいと思います。「ハイドン・セット」はモーツァルトが珍しく推敲を重ねたと言われる通り、隙がなく、下手すると息苦しくなってしまうのですが、この演奏は詰めがきつくなり過ぎず、自然体でふくよかで、その魅力を余すところなく引き出しています。

それにしてもこのNimbusというレーベル、このフランツ・シューベルトSQのモーツァルト、ブランディスSQのシューベルト、フィッシャーのハイドン交響曲全集と目の付け所が素晴らしいレーベルです。Brilliant Classicsが版権を買ってリリースするのも頷けます。一度倒産しましたが、CD-Rのみの販売という形で復活してしています。ちなみに私はBrilliant盤もNumbus盤も両方持っています(苦笑)。私の持っているBrilliantのMorzart Editionは店頭で見かけなくなりましたが、Brilliantの「ハイドン・セット」のみのセットと、弦楽五重奏と一緒になったセットはまだ販売しているようです。

お買い物『HMV - String Quartet.14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23: F.schubert.q【CD】-モーツァルト/音楽/HMV』


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