DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Haydn Symphony No.104 "London"

Carl Schuricht
France National Radio Orchestra


Altus (ALT172/3)



いまいち盛り上がりに欠けた(苦笑)ハイドン・イヤーももうすぐ終わり。ラストスパートをかけましょう。

過去に一度取り上げましたが、ようやく正規録音からの発売になった「奇跡のハイドン」と言うべきシューリヒトの「ロンドン」。改めて聴いてみて、やはり「奇跡」以外の何ものでもないと感嘆しました。いったいどうしたらこのような演奏が出来るのか。ハイドンの乾いた音楽を、ここまで潤いのある優美な音楽にしてしまい、我々の中にあるハイドンの音楽の概念を簡単に覆してしまう。シューリヒトの知性とロマンティシズムが出来る芸当です。

LP起こしだと思われるDISQUES REFRAIN盤、MEMORIES盤は霞みがかかったような音で音が篭っていましたが、今回のAltus盤は高音の抜けが格段に良くなり、霞みが晴れたようです。ノイズ・リダクションのせいか多少音がシャリシャリしていますが、こうやってより良好な音質で多くの人に聴かれるようになったことは喜ばしいことです。

今まで霞みがかかったような音質からか、演奏の優美さばかりに気をとられていましたが、今回のAltus盤を聴いて感じたのは、漲るエネルギーの凄さです。当時シューリヒトは70歳台半ばに差し掛かっていましたが、いったいどこからこれだけのエネルギーが湧き上がってくるのでしょうか。最晩年まで衰えることがなかった音楽に対する情熱に敬服します。特に三楽章メヌエットと四楽章の生命力と躍動感は旧盤からは得られないものです。四楽章はそのエネルギーに圧倒され、体は自然にリズムを取り、体中の細胞が活性化され、その一つ一つが幸せに満たされていきます。

ワルターやシューリヒトなど往年の名指揮者が奏でた情感豊かでロマンティックなハイドンは、もはや現代では望むことは出来ないのでしょうか。最近の乾ききったハイドン演奏を聴き、そしてこの演奏を聴くと、そんな懐古趣味に浸ってしまいます。

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