DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

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Mozart Symphony No.41 "Jupiter"

Herbert von Karajan
Berliner Philharmoniker


EMI CLASSICS (7243 5 75377 2 8)



新年最初のエントリは、モーツァルトで最も壮麗な曲、「ジュピター」を。終楽章の壮大なフーガを聴くと、ブルックナーやマーラーすらも顔負けだと思ってしまう。こんな壮麗な曲が彼らの100年も前に作曲されていたとは。モーツァルトの天才ぶりには、本当に溜息が出てしまう。このエントリに登場していただくのを、クーベリックにするかカラヤンにするかで迷ったが、クーベリックのライブはそれなりに評価が定まっているので、今回はカラヤンを取り上げることにした。
私は元アンチ・カラヤンである。クラシック音楽を聴き始めた小学校低学年時にはカラヤンの演奏から入ったが、再びクラシックを聴き始めた高校時代には、宇野○芳先生に感化され、カラヤンを敬遠していたし、実際カラヤンを聴いてつまらないと思っていた。それを覆されたのが、このモーツァルトである。大学時代に、妻(もちろん当時は結婚していない)が持っていたEMIのカラヤンの40番をふと聴いたときに、そのゴージャスでも下品でない演奏にびっくりしたのだ。「カラヤンってこんな演奏もするんだ」と思い、間もなく後期交響曲集を買って、今でも好きで良く聴いている。
ここでのカラヤンは、いわゆるだらしないレガート奏法がなりを潜め、剛毅で立派なモーツァルトを聴かせてくれる。当時のベルリン・フィルはゴールウェイ、コッホ、ライスターといった木管のスーパー・スター達が黄金期を迎えていた時代である。木管の個人技もさることながら、弦の重心の低く硬質な響きが素晴らしい。
一楽章冒頭の三つのCの音から、スケールが大きく壮麗で、重々しく開始される。だが、野暮ったくなったり理屈っぽくなったりしない。
何よりも終楽章が凄い。驚くべき推進力、迫力だ。うねりにうねる弦楽器群。この演奏を聴くと、ブルックナーの5番の終楽章を連想してしまう。壮大なフーガの大伽藍。編成はブルックナーよりも小さいはずなのに、決して負けていない。
この演奏、壮麗さではクーベリックのライブと双璧だと思う。もしも、アンチ・カラヤンの方がいらっしゃったら、是非ともこの演奏を聴いて欲しい。カラヤンに対する考えが変わるかもしれない。

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コメント

今年も宜しくお願いします。

カラヤンの「ト短調」と「ジュピター」はウィーンフィルと録音したDECCAのCDを持っていますが、これは好印象でした。録音そのものが芸術的でもありますが、実に滑らかでソフトなモーツァルト(僕の好みとは正反対^^)。こういうのもたまにはいいなあと思って、時々聴きます。

  • 2006/01/11(水) 22:50:58 |
  • URL |
  • 壁男 #SFo5/nok
  • [編集]

こちらこそよろしくお願いします。

壁男さん、コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
ウィーン・フィルとのモーツァルトは未聴です。DECCA&ウィーン・フィルとなると、そそられますね。

  • 2006/01/12(木) 00:32:43 |
  • URL |
  • dokuoh #TquaeRfg
  • [編集]

TBありがとうございます。私はカラヤンはファンと言うほどではないですが、結構肯定派なんです。といいつつカラヤンのCDはそれほど多くはないのですけど(笑)。この録音も未聴なんです。ぜひ機会を持って聴いてみたいです。

  • 2006/03/09(木) 22:58:06 |
  • URL |
  • yurikamome122 #-
  • [編集]

yuriamome122さん、TB&コメントありがとうございました。
このCDは二枚組みで1500円程度なので、コストパフォーマンスがいいです。見つけたら是非ともお聴きになってくださいね。

  • 2006/03/10(金) 01:08:44 |
  • URL |
  • dokuoh #TquaeRfg
  • [編集]
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カラヤンとウィーン・フィルのモーツァルトの40、41番

 カラヤンの古いモツアルトを聴いてみたんですよ。ウィーン・フィルとのヤツ。40番と41番ですよ。 きれいです。明るいです。桜餅のようです。 オーケストラが色っぽくて40番の1楽章の絶え間なく流れるあの16ビートのリズムが哀しみを乗せて走る電車の線路の音の

  • 2006/03/09(木) 22:58:53 |
  • yurikamomeの妄想的音楽鑑賞とお天気写真
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  • 最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

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