DokuOh ~独墺系クラシック音楽~

クラシック音楽、特に独墺系(ドイツ、オーストリア)の作曲家について、CDレビュー中心のブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
mozart_karajan.jpg

Mozart Symphony No.39, 40

Herbert von Karajan
Berliner Philharmoniker


EMI CLASSICS (7243 5 75377 2 8)



カラヤンがEMIに残したモーツァルト後期交響曲集について、「ジュピター」以外の曲を掻い摘んで紹介していきたい。

交響曲第39番
「白鳥の歌」と呼ばれる曲だが、カラヤンの芸風だと40番、41番は相性が良くても、この曲は合わないのではとお思いになるかもしれない。いえいえ、とんでもない。「白鳥の歌」とはいえないかもしれないが、立派で凛としたモーツァルトを聴かせてくれる。クーベリックのような澄み切って透明な演奏もいいが、カラヤンの堂々としたモーツァルトもいい。一楽章冒頭の序奏から弦の厚みが凄い。実に堂々としている。二楽章ではデリカシーを失っていない。ヴァイオリンの透明な響きが美しく、木管の掛け合いの後(3:40、6:52)でのふわっと沸いてくる低弦の厚みのある音が、聴き手を包み込むようで優しさに満ちている。もちろん、木管のスーパー・スター達の歌も申し分ない。私がこの演奏で特に好きなのが四楽章。弾むリズム、推進力溢れた演奏に体が熱くなる。

交響曲第40番
「疾走する悲しみ」と言うより、さながら「突進する悲しみ」とでも言おうか。これだけ重量感と推進力がある40番をあまり知らない。その「突進」が単なる爆演に陥らず、寂寥感を伴って台風のように心の中をかき乱しながら、体の中を通り過ぎて行く。
一楽章冒頭のテーマはやはりカラヤン、レガート奏法で流麗に奏でる。しかし、ここでのカラヤンは過剰に陥ることなく、品を保っている。カラヤン時代のベルリン・フィルらしく、低弦がうねっており、とても雄弁だ。再現部からの低弦の「突進」(5:30)には心の中をかき乱される。また、ヴァイオリンの音が切ない。鋭角的で悲痛な音が突き刺さる。再現部の第二主題の後(6:30)のヴァイオリンの痛切な叫びには目頭が熱くならずにはいられない。

お買い物『HMV - 後期交響曲集 カラヤン&BPO(2CD)【CD】-モーツァルト/音楽/HMV』


↓本記事がお役に立てたら、クリックにご協力お願いいたします。

音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログへ

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

このページのトップへ

FC2Ad

Information

dokuoh
  • Author: dokuoh
  • 最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

Search

Calendar

09月 « 2017年10月 » 11月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

 

プロフィール

dokuoh

Author:dokuoh
最近老け込んで、見た目もすっかり年相応になってしまったバカ親パパのサラリーマンです。最近は、仕事、子育て、親の面倒に追われ、音楽を聴く時間もまともに持てなくなってますが、ストレス解消に無謀な数のCDを買いつづけています。^^;

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

  このブログをリンクに追加

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。